ガンと向き合う

去年亡くなった私の祖母は、胃がんだった
スキルス性胃がんと言われるガンで、多くの場合が見つかったときにはもう進行が進んでいる状態であることが多い癌だ。
私の祖母も癌が発見されたときには、そのような状態だった。それを無配慮な医者から突然告げられた時から、私の祖母はしっかりと自分の癌と向き合い、そして死と向き合って闘病生活(入院生活)を続けた。
私の祖母は、自分の命がもう長くないことを知りながら、気丈に死と向き合い、死を覚悟しながら、非常にポジティブに闘病していた。逆に、見舞いにいく、我々や両親などの親族の方が、悲嘆にくれていたくらいだった。
そして、年齢的にはもちろん、体力的にもきつい化学療法や放射線治療を受け、体に放射線治療の為に書かれる、ラインを見せてくれたりしていた。それでも、化学療法の副作用による嘔吐などには、苦しんでいた。私はそのときに、癌の闘病と言う物が如何につらい物なのかを、目の当たりにして認識した。
私は、気丈に闘病する祖母を見て、化学療法による副作用の辛さが描かれているシーンが私には印象的だったリリー・フランキーさんの『東京タワー』と言う映画をおもいだしている。あの映画を見た時は、ちょっと大げさに描き過ぎているのでは?と感じてしまったが、恥ずかしいくらいだ。
実は、私やいとこには小さい子供(祖母にとってはひ孫)が何人かいて、祖母は、会うのを楽しみにしていたんですよね。
そんな祖母が、一度だけ見舞いにいったときに『ちょっと、寂しい(悔しい)』と言った一言が、私にはとても印象的で、本当の祖母の気持ちだったんだと思うと、私も今でも、寂しく悔しい気持ちになる。
今、インターネット上には「がん治療と向き合う人の情報サイト」と言うホームページがあって、いろいろながんについて詳しい情報が載っている。
癌についての正しい知識を得ることは、その癌とちゃんと向き合う上で、向き合う覚悟を持つ上で、とても重要なことである気がする。

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